即身成仏と洞察
空海の説く即身成仏とは、
この世のあらゆる事象に対して洞察を深めることにほかなりません。
しかし究極の真理は言葉を超えています。
最後は理屈ではなく、体感として会得するほかない。
その境地に至ったとき、
即身成仏と呼ばれる状態が開かれるのではないでしょうか。
選挙と因果
今回も前回に引き続き、2026のの総選挙について洞察してみたいと思います。
今回の選挙期間中も最近の選挙同様に多くの情報があふれました。
しかし、その中には因果関係の整理が曖昧なものも少なくありません。
本来、因果とは
一つの原因と一つの結果で成り立つものではありません。
それは大きな流れの中で連続し、
縁となって次々と展開していくものです。
にもかかわらず、
都合のよい一因だけを取り出し、
それを真因であるかのように語る。
これは因果の誤謬です。
結果を論じるならば、
その背後にある流れ全体を見渡さねばなりません。
ある出来事とは、
諸行無常の流れの中の一瞬の顕れにすぎないのです。
情報時代の修行
現代人は膨大な情報の中に生きています。
しかし、やるべきことは昔と変わりません。
まず、それが虚偽でないかを見極めること。
次に、それが少なくとも一側面において事実に基づいているかを確かめること。
そして、複数の信頼できる情報源にあたり、全体像を確認すること。
断片ではなく、流れを見る。
単発ではなく、関係を見る。
それが洞察です。
相対の中で選ぶということ
選挙とは、絶対的な正解を選ぶ行為ではありません。
社会は諸行無常の中にあり、常に変化しています。
政治とは、その変化の中で
より多くの人がより良い方向へ進む可能性を
相対的に選び続ける営みです。
自らの欲望や願望を自覚しつつ、
それが全体にとって最善かを見極める。
この姿勢こそが必要です。
空へ
すべては縁によって生じ、
縁によって滅していく。
その事実を洞察するとき、
すべては空であると理解されます。
そして、その理解の積み重ねこそが、
即身成仏への道にほかなりません。



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